黒にんにくを食べて下痢になったという話を聞くことがあります。黒にんにくには様々な作用があるため、「それが悪い方に働くこともあるのかな?」と思われるかもしれません。
私自身はそのような経験はありませんが、それだけで杞憂と言い切ることは出来ませんよね。
そこで下痢の原因と黒にんにくの作用を知り、下痢と黒にんにくは本当に関係するのか、考えていきましょう。
下痢とは
下痢とは、大腸内で水分の吸収が十分に行われないまま便が排出されてしまう状態を言います。具体的にはいくつかの要因が組み合わさり下痢となります。
まず浸透圧です。腸内の浸透圧が高い状態だと腸内に水分を多く保有した状態になるため下痢の要因となります。牛乳の乳糖や人工甘味料に使われる糖アルコールなどが分解吸収されず腸内に多量に存在すると浸透圧が上がります。
また、腸内では腸液と呼ばれる消化液が分泌されているのですが、その分泌が過剰になることでも腸内の水分量が増え下痢の要因となります。腸内が炎症を起こしている場合も腸内に血液といった体液が滲出し水分量を増やします。
腸の蠕動運動の異常も下痢の要因となります。何らかの原因で蠕動運動が活発になりすぎると水分の吸収が間に合わなくなってしまうからです。
- 浸透圧が上がる
- 腸内が炎症を起こす
下痢の種類について
下痢は大まかに急性と慢性の2種類あります。期間がおおよそ2週間程度のものを急性の下痢、それ以上の長期に渡るものを慢性の下痢と区別します。
- 急性
- 慢性
急性の下痢
急性の下痢は、さらに感染性と非感染性の下痢に分けることが出来ます。感染性の下痢はその名の通り、細菌やウイルスによる感染が原因の下痢です。非感染性の下痢はそれ以外の、消化不良などを原因としたものです。
- 感染性の下痢
- 非感染性の下痢
慢性の下痢
慢性の下痢もその原因は複数あります。ストレスや生活習慣といったものに起因して下痢を起こしている場合や、何らかの病気に伴う症状として下痢が起きる場合があります。
よくある下痢の原因とは
下痢の原因の多くは感染性のものです、ノロウイルスなどは特に有名ですね。また傷んだ食べ物を口にした場合などもこれに当てはまります。家庭で黒にんにくを自作するなら炊飯器で成熟する人が多いのですが、水分量の調節ができず、ガビにんにくを作ってしまうこともあります。
黒にんにくの作り方【自作マニュアル】
黒酢黒にんにくの作り方
日常生活で下痢を起こす場合、その原因には暴飲暴食やお腹を冷やすといったことが挙げられます。こうした行為は胃腸の働きを鈍くするので消化吸収能力が低下するからです。
辛いものや刺激物、野菜に含まれる不溶性の食物繊維なども、多量に摂ることで腸を刺激し蠕動運動を激しくさせるため下痢の一因となります。
ストレスや生活習慣の乱れも正常な胃腸の働きを妨げてしまいます。また腸内細菌を含む腸内環境の悪化にもつながってしまいます。
- ウイルス
- 暴飲暴食
- 刺激物
黒にんにくと下痢って関係あるの?
にんにくの場合は食べ過ぎることで胃腸が荒れることは知られています。これは、にんにくに含まれるアリシンなどの成分が強い刺激と殺菌作用を持っているためです。過剰に摂取することで腸を不必要に刺激したり、善玉菌を含む腸内細菌を減らしてしまうことで下痢に繋がる可能性はあります。
しかし、黒にんにくの場合アリシンは熟成によりS-アリルシステインと呼ばれる成分へと変化するので、普通のにんにくと比較するとアリシンの含有量はそれほど多くはありません。そのため、多くの量を一度に摂取しない限り下痢は起きないと考えられます。
つまり黒にんにくを食べて下痢になった場合は、黒にんにくの成分が何か悪さをしていると考えるより、量の問題である可能性が高いと思われます。要は食べ過ぎというわけですね。
また、刺激や殺菌作用は適量であれば腸の働きを助けてくれるといえます。殺菌作用は悪玉菌を弱らせ腸内環境を整える役に立ちますし、下痢の原因となる細菌感染にも有意に働くと考えられます。
逆に下痢を抑える方向に作用することが期待できるわけです。
まとめ
黒にんにくが直接下痢の原因になる可能性は低いと思われます。むしろ適切な量を食べることはお腹の調子を整える役に立つと言えます。
黒にんにくは食べやすいため、ついパクパクと食べ過ぎてしまう事もあるかもしれませんので、その点だけは気を付けるようにした方が良いかもしれませんね。安心していただけたでしょうか?
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