動脈硬化や高血圧は身近な病気です。罹患者数も多いので自分や身近な人が高血圧だという人も・・私もそうですけど・・・
動脈硬化や高血圧が危険という話はよく耳にしますが、実際に高血圧でも特に症状がないので実感を持てないという場合があります。そのような理由から気を抜いていると恐ろしいことになるかもしれません。
- 「日本人の死因の順位をご存知でしょうか?」
1位はガン、2位は心疾患、3位は肺炎、4位は脳血管疾患となっています。
実は動脈硬化と高血圧は2位の心疾患、4位の脳血管疾患のどちらにも関わる重大な病気です。当記事では、動脈硬化と高血圧、黒にんにくの作用について説明していきたいと思います。
- 「高血圧だから黒にんにくはあり? それもともなし?」
目次
動脈硬化とは
動脈硬化とは、動脈の壁が厚くなることで血管の柔軟性や弾力が失われ、次第に硬く変化していく状態のことです。また動脈硬化にはいくつか種類があるのですが、一般的に動脈硬化と言えばアテローム性動脈硬化を指します。
アテローム性動脈硬化は粥状動脈硬化とも言い、血管の内部に粥状の隆起ができることで血管の壁が厚くなり内側が狭くなっていくと言うものです。
- アテローム性動脈硬化=粥状動脈硬化
高血圧や糖尿病といった要因で血管の内側を覆っている内皮細胞が傷つけられると、そこを起点としてコレステロールや脂肪が内皮細胞の下に潜り込み沈着・堆積していきます。それらは時間を掛けて進行し粥状の隆起となっていきます。
こうした箇所では血栓ができやすく、また不安定なため崩壊が起きることもあります。崩壊が起こるとそれに伴い血栓ができたり、すでに存在していた血栓が流れていき血管を詰まらせてしまいます。
動脈硬化によって起こる病気
血管が狭くなり血液の流れが悪くなる。もしくは血管が完全に詰まり血液の流れが止まってしまうと、細胞へ酸素や栄養が供給されなくなるため、細胞が壊死やそれに近い状態になります。また、このような状態を虚血と呼び、心臓や脳で起きることで重大な病気の原因になります。
心筋梗塞
心臓で起こり心筋が壊死してしまった状態です。主に突然起こる急性心筋梗塞を指します。発症すると胸に強い痛みを感じたり、血圧の低下や冷や汗、意識を失うといった症状が起きます。
また、心停止を起こしている場合は直ちに心臓マッサージなどの処置を行わないと命に関わります。高齢者や糖尿病を患っている人では痛みを感じないことがあるのですが、このような場合、発覚時には重篤化してしまうケースが多くなります。
狭心症
酸素や栄養が不足しているけど壊死までは至っていない状態です。胸を締め付けられるような感覚や、動悸や不整脈を起こします。放置すると心筋梗塞へと悪化する可能性があります。
また、心筋梗塞や狭心症といった心臓の虚血を原因とした病気をまとめて虚血性心疾患と呼びます。
脳虚血
脳溢血とは、脳で壊死にまでは至らないけど虚血が起きた場合を指します。一見健康に見えますが放置すると脳梗塞を起こす可能性があります。
特に一過性脳虚血発作という半身の麻痺やろれつが回らないなどの症状が出ることがあり、多くは数分から数十分で収まってしまうため自己判断で軽視してしまいがちですが、脳梗塞の前触れと考えられている重要なサインです。
脳梗塞
脳梗塞とは、脳で虚血が起き細胞が壊死、またはそれに近い状態になってしまうことを指します。
脳梗塞では虚血が起きた脳の領域によって、体の片側に麻痺やしびれが起きる、うまく声が出せないといった言語障害、歩行時にふらついたり、つまずいたりする、めまいを感じるなどの様々な症状が存在します。
脳梗塞の中でも突然発症し症状の重いものは脳出血やクモ膜下出血と共に脳卒中と呼ばれます。また脳卒中のうち脳梗塞が占める割合はおよそ7割程度になっています。
脳梗塞は認知症の原因のひとつでもあります。脳梗塞がゆっくりと進行した場合は脳血管性認知症としてあらわれてきます。
高血圧とは
血圧が正常な範囲を超え、常に高い状態にあることを指します。血圧とは、「血液を送るのにどれくらいの力が加わっているのか」を数値化したものです。高ければ血管に対する負荷も上がります。
一部の原因のはっきりした二次性高血圧を除き、高血圧の大半は原因のよく判っていない本態性高血圧と呼ばれるものになっています。
高血圧が動脈硬化を引き起こす
すでに少し触れましたが高血圧は動脈硬化の原因になります。高血圧では血管にかかる負荷が高いため、その内部を傷つけ粥腫を引き起こしてしまうからです。
また粥腫によって狭められた血管内に血液を送るために、より高い圧力が必要となるため血圧自体も悪化します。つまり高血圧と動脈硬化で悪循環が起きている事になります。
高血圧が動脈硬化を引き起こすと書きましたが、実際には両者が合わさることで同時進行していると言えるのかもしれません。
沈黙の殺人者
物騒な名前ですが動脈硬化や高血圧の別名でもあります。
動脈硬化や高血圧にはほとんど自覚症状がありません。そのため静かに進行していき、ある日突然に発症し命を脅かします。このような病気はサイレントキラー、沈黙の殺人者とも呼ばれます。
動脈硬化や高血圧というと中高年の病気というイメージがあるかもしれませんが、実際はずっと以前から進行しており、限界を超え発症するのがある程度年齢を重ねた後というだけなのです。
これらは一朝一夕で積み上がるものではないため、その解消も当然容易ではありません。そのため動脈硬化や高血圧の対策では、まず今以上に悪化させないことが重要となります。
つまり動脈硬化や高血圧の対策とは、いかに体の状態を維持していくかということになります。
生活習慣を変える
高血圧は特定の原因ではなく様々な要因が組み合わさって悪化していくと考えられます。そのため対策には生活習慣それ自体を変える必要があります。
動脈硬化もそれを悪化させてしまうのは、高血圧、糖尿病、高コレステロールといった生活習慣病ですので、こちらもやはり生活習慣を変える必要があります。
よく言われるように「バランスの良い食事を取ること」と「食べすぎないこと」が大切です。高血圧の場合は塩分が、動脈硬化の場合は脂質やコレステロールが特に関わってきます。
また運動によって余分な糖や脂質を消費することも必要です。そのためには「有酸素運動を習慣化すること」が大切です。
- バランスの良い食事
- 食べ過ぎは駄目
- 有酸素運動の習慣化
黒にんにくは動脈硬化や高血圧対策として期待できる?
生活習慣の改善に加えて私がオススメしているのが黒にんにくです。黒にんにくには動脈硬化や高血圧対策として期待できる作用があります。
黒にんにくにはアリシンという成分が含まれています。このアリシンはそれ自体様々な作用を持つのですが、さらに加熱や熟成によって様々な成分に変化し有用な働きをしてくれます。
これらはイオウ分子をもった有機化合物、イオウ化合物と言う分類になります。ここではアリシンや変化した成分を総称してイオウ化合物と表現しますが、イオウ化合物一般がこのような作用を持つわけではありませんので留意してください。
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黒にんにくが評価されている理由
黒にんにくは血管のダメージを抑える
黒にんにくに含まれるイオウ化合物は血管を広げる作用が知られています。またその中でもアホエンという成分は抗血栓作用を持ち血液を固まりにくくします。
血栓は大きくなると血管を詰まらせてしまうため、前述のような病気の原因となります。しかし、それ以前であっても、いわゆるドロドロの血液の原因になります。
血管を広げ、血液をサラサラにすることで血が流れやすくなり、血圧が上がるのを抑え、また血管に対するダメージを抑える助けにもなると考えられます。
黒にんにくで塩分・コレステロール対策
動脈硬化や高血圧では余分な塩分やコレステロールは大敵です。しかし、外食が続くとコレステロールを取りすぎてしまうことがあります。黒にんにくにはカリウムが多く含まれています。このカリウムには余分な塩分を体外へ排出する作用があります。
また、黒にんにくのイオウ化合物には体内でのコレステロールの合成を抑制する作用、そして肝臓内のコレステロールを排出する作用があります。
このような作用により一時的に食べすぎた場合など、それを補ってくれることが期待できます。
まとめ・動脈硬化や高血圧対策に黒にんにく
私達の体の中で動脈硬化や高血圧はすでに進行していると考えていいでしょう。放置してしまうと最悪の場合、命を脅かします。
幸い対策を取ることによって、ある程度のコントロールが可能なことは知られていますので、できるだけ早めに生活習慣に取り入れることが大切です。
黒にんにくもその作用から動脈硬化や高血圧対策として、また生活習慣を補うことに役立ちます。是非試してみてはいかがでしょうか?
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